野村佐紀子写真展「Ango」新潟展の画像

【野村佐紀子×坂口安吾】

野村佐紀子写真展「Ango」新潟展

  • 開催期間:【終了しました】2018年4月13日(金)~2018年5月13日(日)
  • 開館時間:9時~21時 会場:砂丘館(貸室ご利用時は一部ご覧いただけない作品があります。あらかじめご了承ください)
  • 定休日:月曜日(4/30は開館)、5/1(火),8(火)
  • 料金:観覧無料
  • 主催:砂丘館・安吾の会

例年にない積雪に見舞われた冬の最中に、4月の野村佐紀子写真展への協賛のお願いを呼びかけを開始しましたところ、本当にたくさんの方々から、協賛金をいただきました。

4月10日までの時点で63名の方々から339,080円(113口)のご協賛金をお寄せいただきました。展覧会開始までの目標額の250,000円は達成することができ、展覧会もしっかりした予算に基づいて開催できることになりました。

主催者として、心より、感謝申し上げます。

3月10日~12日には野村佐紀子さんが新潟に来られ、新潟の女たちや安吾ゆかりの場所を撮影して行かれました。その新作写真は4月発売の雑誌『switch』に掲載されるほか、今回の砂丘館での写真展でも特別に展示されます。会期中には野村さんと、写真集『Sakiko Nomura: Ango』の編集・造本を手がけられたデザイナーの町口覚さんのトーク、上田晃之さんを講師に迎えての読書会も行われます。

皆様のご来館を心よりお待ちしています。

関連イベント

【終了しました】<ギャラリートーク>

野村佐紀子(写真家)×町口覚(グラフィックデザイナー・パブリシャー)

聞き手:大倉宏(砂丘館館長)

4月14日(土) 15:00-16:30 参加料:1,000円 定員40名(申込み不要)

*トーク終了後、野村佐紀子氏のサイン会を行います(写真集は砂丘館売店にて販売)

 

【終了しました】<読書会「戦争と一人の女」【無削除版】を読む>

4月28日(土) 15:00-16:30

講師:上田晃之(劇作家・演出家・役者) 参加料:500円 定員40名(要申込み・予約受付中!)

お申込み先は砂丘館まで 025-222-2676

昨年、終戦記念日の8月15日に坂口安吾が昭和21年に発表した短編小説「戦争と一人の女」【無削除版】と野村佐紀子の写真を取りあわせた一冊『Sakiko Nomura: Ango』が出版されました。

「戦争と一人の女」は、2013年の井上淳一監督による映画化、昨年秋の新潟、横浜での上田晃之の構成・演出による上演など、近年にわかに注目を集める作品。今もなお私たちを挑発しつづけてやまない安吾の言葉に、現代日本を代表する写真家荒木経惟(アラーキー)に師事し、昨年「写真の町東川賞新人作家賞」を受賞した野村佐紀子の写真がクロスして、テキストに新しい命が吹き込まれるとともに、写真もまた別様に息づき見えてくる鮮烈な一冊です。ツイストハードカバーブックバインディングという特殊な姿に形づくられた、ユニークな本の企画・デザインは数々の名写真集を手がけてきた造本家町口覚によるものです。

出版を記念した写真展がすでに東京、大阪で開かれましたが、安吾の故郷であるここ新潟でも、砂丘館を会場に展示が行われます。新潟撮り下ろしの写真も特別に展示されます。

 

写真集『Sakiko Nomura: Ango』