阪田清子『対岸-循環する風景』出版記念トーク

金時鐘の長篇詩集『新潟』をめぐって。

  • 開催期間:2018年 10月6日(土)17:00 - 18:30 会場:砂丘館1階和室(申込不要・直接会場へ)
  • 料金:3,000円(『対岸―循環する風景』(阪田清子作品&金時鐘セミナー記録集)1冊の代金込)
  • 主催:砂丘館

2016年に砂丘館で開催された阪田清子の個展「対岸―循環する風景」(8/23-10/2)では、在日朝鮮人の詩人金時鐘(キムシジョン)が1970年に刊行した長篇詩集『新潟』の全文字上に、阪田自身が海水から作った塩の結晶を一つひとつ置くという壮大なインスタレーションが展示されました。沖縄に暮らすことで、人々の心に刻まれた歴史の傷を体験した新潟生まれの阪田は、約半世紀前に書かれた金の詩の底に流れる深い痛みに共感してこの作品を制作したと言います。

『新潟』は1950年代末から1984年にかけて行われ、新潟がその出港地となった北朝鮮への在日朝鮮人「帰国事業」を一つの主モチーフとした長篇詩です。さらに朝鮮半島と日本の近代史のいくつもの事件をおりこみ、複雑自在な構成でつづられた、難解な詩行の水底までもぐり、息をとめ、何かに触れた阪田の作品に会場を訪れて接した金は、まるで投瓶通信が拾われたようだとの感慨を口にしました。

この展覧会会期中に新潟で行われた「金時鐘の『新潟』を新潟で読む」と題された4回に及ぶ連続セミナーの記録が、このたび阪田の作品とともに、一冊の記録集としてまとめられました。

刊行を記念し、展示会場となった砂丘館で阪田清子をふたたび迎えて、セミナーに関わった人たちとトークを開催します。

 

阪田清子『対岸―循環する風景』出版記念トーク

金時鐘の長篇詩集『新潟』をめぐって

阪田清子(美術家)、森沢真理(新潟日報社論説編集委員室長)、大倉宏(砂丘館館長)

 

 

 

作家プロフィール

阪田 清子(さかた きよこ)

現代美術家。1972年新潟県上越市生まれ。沖縄県立芸術大学大学院造形芸術研究科修了。主な展覧会に、「ニイガタ・クリエーション」新潟市美術館(2014/新潟)、「アジアをつなぐ―境界を生きる女たち1984-2012」(2012/福岡アジア美術館/沖縄県立博物館・美術館/栃木県立美術館/三重県立美術館巡回展)、「VOCA展」(2010/上野の森美術館)、「沖縄プリズム1872-2008」(2008/東京国立近代美術館)、「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2006」(2006/新潟松之山エリア)、「水と土の芸術祭2018」(2018/新潟市)など。

https://www.kiyokosakata.com/

 

◆阪田清子の作品が次の会場で展示中です。

Landscape-水の緒」(2018・新作) 10/8(月・祝)まで

会場:ゆいぽーと新潟市芸術創造村・国際青少年センター

(新潟市中央区二葉町2-5932-7)

 

「対岸について」(2016 映像作品)、「例えば一つの部屋」(2011-12) 12/2(日)まで

会場:「コレクション展Ⅱ」新潟市美術館

(新潟市中央区西大畑町5191-9)

 

 

阪田清子×堀川久子

◆「堀川久子 踊ル」

水と土の芸術祭2018 阪田清子作品「Landscape- 水の緒」の会場で、

新潟市在住のダンサー・堀川久子が踊ります。

10/7(日) 16:45~ 参加無料・予約不要

(当日は混雑が予想されますので、公共交通のご利用や乗り合いでのご来場にご協力ください)

会場:ゆいぽーと新潟市芸術創造村・国際青少年センター

(新潟市中央区二葉町2-5932-7)