ペーテル・ヘルシング展の画像

手仕事と世界 羊の毛にふれるとき スウェーデン ゴットランド島から

ペーテル・ヘルシング展

  • 開催期間:2026年10月14日(水)~11月15日(日)
  • 開館時間:9:00~19:00
  • 定休日: 休館日 月曜日、11月4日
  • 料金: 観覧無料
  • 主催:主催 砂丘館 協力 たがみバンブーブー実行 助成 スカンジナビア・ニッポン ササカワ財団

 

Petter Hellsing

Handicrafts and the World: When You Touch a Sheep

From the Swedish island of Gotland

 

 

ペーテル・ヘルシング(Petter Hellsing)に会ったのは2025年4月、ストックホルム。参加したアートイベントの最終日、帰国も間近だったので、面会は立ち話で終わった。メールの往復が始まったのは新潟に戻ってからだった。砂丘館の運営に関わる画廊・新潟絵屋のホームページの私の画廊論(註)を読んだ感想や、それをめぐって思ったこと、自身の創作についての省察、芸術観、芸術と社会の関りなどについて徐々に知ることになり、やがて共感が深まり、今秋来日の予定があるという彼の展示を新潟で開催することになった。

彼の暮らすゴットランド島は、バルト海に浮かぶ、佐渡の4倍近くもある大きい島である。大学で社会人類学を、ついで彫刻を学んだのち、テキスタイル(織物)に関心を深め、技術を習得し、社会性を織り込んだ(と書くと分かりにくいが、そうとしか書きようのない)織物やインスタレーションを発表するようになっていく。その過程で、羊の放牧の盛んなゴットランドに住むことになり、島の羊たちの毛に「手で触れ、手で織る」ことそのこと自体に、若い時期からのテーマだった社会性を、ひいては現代における人間と環境(自然)のつながりの回復を見出し、思索を深めていったようだ。

近年の個展では角材や、彫りこみを加えた木のバテンなどを用いたインスタレーションをくりかえし発表しているが、そのインスタレーションは、全体がひとつの織機として構成されていて、織られる途上のテキスタイル作品が組み込まれている。観客はときにその巨きな織機の胎内に入り込み、羊という生き物の毛が、人間という生き物の手に触れられ、あらたな創造物に変容していく時間と空間全体を感じとる、絵や彫刻を鑑賞するよりもっと多くの感覚を動員して。

日本の手仕事、そして神道に関心があるという作家と、新潟で「手仕事」を軸に織物(シナ織)、鎚起銅器、組子細工という分野で、工芸の枠を越えた性格の制作をおこなっている美術家たちとの交流も計画した。

砂丘館では周辺施設と連携して開催した13年前の「スウェーデン現代美術家展 ART MINERS」以来の、北欧の美術家を紹介する展覧会になる。

大倉宏(砂丘館館長)

 

 

 註 大倉宏「新潟絵屋について」https://niigata-eya.jp/15572

 

ペーテル・ヘルシング(Petter Hellsing)

1958年生まれ。1980-81年ゴーテンブルク大学で社会人類学、1983-88年コンストファック(ストックホルム王立美術・工芸・デザイン大学)で彫刻、2007年モントリオール現代繊維センター (CTCM)でジャカード織り、2011-12年スウェーデン王立美術院でテキスタイルを学んだ。現在はスウェーデンのゴットランド島に住み、島の羊たちの毛を素材に作品を制作。地域では使われない羊毛を用い、手を通して形を生むことで「手仕事による自然、風景と人間の関係の回復」を求めている。個展はストックホルム芸術アカデミー(2025)、オキュペ・リブレ・ヴィスビュー美術館(ゴットランド2023)など多数。パブリックコレクションはスウェーデン国立博物館、国立台南芸術大学(台湾)、ウプサラ美術館、ボロース美術館ほか。

会期中の催し *要申し込み

ギャラリートーク1

10月17日(土)14:00~16:00

ペーテル・ヘルシング「ゴットランド島から考える芸術と世界」

大橋保隆(鎚起銅器アーティスト 燕市在住)との対談

定員30名 参加料500円

 

ギャラリートーク2 10月31日(土)14:00~15:30

鼎談「手仕事と世界」

ペーテル・ヘルシング+吉田新弥(建具職人、組子アーティスト 新潟市在住)+大滝ジュンコ(羽越シナ布作家 村上市在住)

定員30名 参加料500円

 

ワークショップ

ペーテル・ヘルシングさんと作るタペストリー

10月18日(日) 13:00~16:00

羊毛その他の繊維素材で、小さなタペストリーを作ります。

定員10名(中学生以上) 参加料金3,000円

 

堀川久子ダンスパフォーマンス「ペーテル・ヘルシング展会場で踊る」

11月8日(日)16:00-17:00

定員15名 参加料2,000円

 

 

◆ ヘルシング展とはなをいける 10/28(水)~11/1(日)

草月流新潟県支部第四グループのみなさんがヘルシングさんの作品とともにはなをいけます。ほかの期間は通年でいけてくださっている桜井瑞華さん(小原流)の花をお楽しみください。

 

同時期開催

ペーテル・ヘルシング展

11/17(土)~29(木)会期中無休

11:00-18:00(最終日-17:00)

新潟絵屋 新潟市中央区上大川前通10-1864

https://niigata-eya.jp/

 

ペーテル・ヘルシング展

11/17(土)~11/1(日)休 火曜日・水曜日

11:00-17:00

ジクウノアトリエ新潟 新潟市中央区学校町通2番町5305-1

https://jikuu-niigata.com/

 

  • お申込み(TEL/FAX): 砂丘館 Tel&Fax. 025-222-2676 申し込み開始 9月25日(金) 9:00~(Eメールも) * Fax E-mailの場合は連絡先(電話番号)、人数もお書きください。 *いただいた個人情報はこの催しに関する連絡以外には使用しません。
  • お申込み(E-mail): yoyaku@vesta.ocn.ne.jp
  • ※emailまたはfaxでお申込みの場合は、連絡先(電話番号)、人数を明記してください。
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