ガイド地図利用案内 ギャラリー催し

 2005年7月にスタートした砂丘館も今月で5年目に入りました。開館当初から関わって下さっている皆様、最近新しく入って下さった方々にも感謝申し上げます。これからもどうぞよろしくお願い致します。
 来週からはようやく「水と土の芸術祭」が開催となります。当館では関連の展示はありませんが、最寄りの市長公舎や旧斎藤家夏の別邸の公開も決定し、多くの来館者が見込まれます。また、「山下透コレクション」展では、ルオーなど有名作家の貴重な作品も展示公開となりますので、会場係や解説など多くの方にご協力いただきたいと思っております。お忙しい時期ではありますが、是非ご参加をお待ちしております!
第10号 2009年7月11日


 中学生の時、月に一回くらいは「ドッペリ坂」を上って登校しました。普段は「招魂坂」の坂で登校します。
 その日は記念切手の発売日で、早朝より本局に並び、購入してからの登校です。もちろん、遅刻です。
 坂を上った前の家が日銀支店長宅とは知りませんでした。全部が和田さんの家と思っていました。数年後、同級生が和田家に嫁いだので初めて知りました。
 下校時は仲間と「ドッペリ坂」を下り、古町でラーメンを食べたり遊んだりして帰りました。ラーメンは当時25円でした。バスケット部員は帰宅が遅いと学校に父兄から注意され、「ドッペリ坂」経由の帰宅はしばらく休みました。今、スタッフの方々に助けてもらいながら館内の案内をしています。来館者の方々と、いろいろ情報交換が出来るので楽しいです。
〜新年度より、受付にあたらしいスタッフが仲間入りしました。受付業務のほか、今後コンサート等イベントの企画運営も担当する予定です。皆さま、どうぞよろしくお願いいたします。〜

 砂丘館のスタッフに加わって3ヶ月が経ちました。ここに来るまでは、砂丘館は「静かなお屋敷」という少し堅い、近寄りがたいイメージでしたが、中に入ってみると、ボランティアのみなさん、貸室ご利用の方、催し参加の方など、たくさんの方々が関わっていて、そのことが砂丘館に彩りと柔軟性をもたらしているんだと実感しています。
 砂丘館は、普段見えないもの1つ1つをじっくり感じることができる場所だと思います。それは時間であったり、空間であったり、自分自身であったり。受付にいると、お客様から「落ち着いた雰囲気ですね」と声を掛けていただいたことがあります。ふと立ち止まってのんびりしたくなる空気が、砂丘館にはあります。 
 何気ない「家」ではあるけれど、その細部にたくさんの方の心遣いがあふれています。そのことが、砂丘館を日常的でもあり非日常的でもある空間にしてくれているのではと思います。
 そんな砂丘館に勤務できることを楽しみながら、日々がんばっていければと思っています。
(受付・イベント担当 浅井)


砂丘館(旧日本銀行新潟支店長役宅)
〒951-8104 新潟市中央区西大畑町5218-1
TEL & FAX 025-222-2676