ガイド地図利用案内 ギャラリー催し

 厳しい暑さが続いていますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか? 夏から秋にかけて今年の新潟は「大地の芸術祭」「水と土の芸術祭」など芸術系のイベントが目白押しですね。普段は芸術に興味のない方も、この機会にじっくりご覧になってはいかがでしょうか。当館では今月末からコレクション展第2弾、燕市在住の田中重夫氏の所蔵品より、銅版画の様な精緻な表現が魅力の木口(こぐち)木版展を開催します。木版とは思えないミクロな世界を是非ご堪能下さい。また、秋(10月頃)にはボランティアと職員で「日本銀行福島支店長宅へ行こう!」日帰りツアーを計画中です。詳細が決まり次第ご案内をお送りしますので、どうぞお楽しみに!!
第11号 2009年8月17日


 ガイドボランティアを始めて丸一年になろうとしています。
母親の実家がこの地区だったので、子供の頃はドッペリ坂でスキーをしたり、異人池の名残りでスケートをしたりで、三芳さんの絵の様な遊びをしていました。花火も良く見えましたね。泳ぎに行く時も海パン一枚で六華寮との小路を走り海へ行きました。
 砂丘館にくると落ち着きますね。我々戦前派には心を捉えるものがあるのでしょう。お客さんがいなくても自分の時間が持てて、勉強が出来て充実した時が過ごせるので大満足です。いつか、奥座敷で昼寝をして過ごしたいなと思っています。最近はボランティア活動を多く抱え込みすぎて、毎日忙しく動いているので、勤めている時と変わらぬ位のスケジュールです。やはり立ち止まり、振り返ることも重要ですよね。砂丘館はこの空間を作ってくれています。

注*三芳悌吉・著『砂丘物語』、『ある池のものがたり』に昔の新潟市や西大畑の風景が描かれています。『ある池のものがたり』は当館売店でも販売しておりますので、ぜひご覧下さい。
 砂丘館の職員になって、5回目の夏が過ぎようとしています。砂丘館の美しい庭も、開館当初は雑草が生い茂り、毎日、藪蚊の猛攻に悩まされていた事を夏が来る度に思い出します。今ではボランティアの方々のお力で管理が行き届き、蚊に刺されることもずいぶん減りました。
 今夏は「水と土の芸術祭」や市長公舎の公開もあり、西大畑界隈の散策も見どころが増え、当館も来館者が増加傾向にあります。特に、土曜日曜はお客様の絶えることのない日もあり、そんな時は解説ボランティアの存在が大きな力となっています。緊張気味に入って来たお客様が館内を案内され、一周する頃には満足気な表情を浮かべてボランティアの方と談笑しながら戻ってくる様子を見かけると大変うれしくなります。
 企画展やイベント時も今や皆さんのお力は無くてはならないものになっています。砂丘館がより充実した市民に愛される施設になるよう、これからも一緒に育てて行きましょう。よろしくお願いします。(受付・川上)


砂丘館(旧日本銀行新潟支店長役宅)
〒951-8104 新潟市中央区西大畑町5218-1
TEL & FAX 025-222-2676