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2011年8月30日〜9月11日  ■主催:砂丘館(新潟絵屋・新潟ビルサービス特定共同企業体)

特別展示 渡辺康文の写真「縁(えにし)の仏様」
 

渡辺康文(わたなべ やすふみ)
1952年新潟市生まれ。東京、奈良を経て新潟市にてフリーで活動。フォトグラファー。新潟市在住。

同時期開催
●渡辺康文写真展
 「縁(えにし)の仏様」
●2011年9月2日〜10日
●新潟絵屋

 この度、仏像の記録写真を目的に新潟県内で撮影した写真の一部を展示させていただきました。何か感じていただけたら幸いです。
 なお、撮影許可をしていただいた、御寺様や、神社関係者の方々や、勉強させていただいている水野敬三郎先生(東京芸術大学名誉教授)、熊田由美子先生(愛知県立芸術大学教授)、仏像調査に関わっていただいた方々に深く感謝申し上げます。
   合掌
           渡辺康文


 「仏像」というと奈良・京都を思い浮かべられる方が多いかも知れません。けれども、新潟にも魅力ある古い仏像は少なくありません。
 新潟市在住の渡辺康文さんは、新潟の仏像の学術調査の記録写真を手がけるとともに、写真家の目で、新潟の仏像たちの姿を静かに見つめて来ました。今回、砂丘館と新潟絵屋の2会場で、渡辺さんの目が捉えた、新潟の仏像たちを紹介します。
 展示にご協力下さった渡辺康文さん、そして写真の公開にご理解をいただきました新潟のお寺さま、神社各位に、厚くお礼申し上げます。

砂丘館  

 「仏像には、仏教が作り出した智慧がある。故に拝んでいる人たちがいる。だから美しい。」と語る渡辺さん。そんな思いで県内にある仏像を、まずは記録として残す事を目的に撮り続けている。仏像の写真展は新潟においてもまれな企画だと思うが、かつて歴史深い奈良でも勉強してきた渡辺さんには絵屋での個展はどうしても仏像の写真でお願いしたかった。この企画をお願いしたとき「仏像を管理するお寺様などや、それらを拝んでいる人たちの事を考えると、私が撮影した写真を発表してよいものだろうか」と悩まれた事を聞き、謙虚な渡辺さんの人柄がしのばれる一面を垣間見た。新潟にはまだまだ知られていない仏様が多々あるという。そんな仏様に是非絵屋で出会って欲しい。(伊藤純一)


砂丘館(旧日本銀行新潟支店長役宅)
〒951-8104 新潟市中央区西大畑町5218-1
TEL & FAX 025-222-2676