堀川久子 音楽と踊るシリーズ1 鈴木正美さんとの即興の画像

「やってくるもの・流れ出すもの・身体から身体へ」

堀川久子 音楽と踊るシリーズ1 鈴木正美さんとの即興

  • 開催期間:2021年1月23日(土)【終了しました】
  • 開館時間:15:00-15:50/19:00-19:50 2回公演  (第一回目の公演を13:00からと印刷したチラシが一部でまわっていますが15:00からの誤りです。お詫びして訂正します。)
  • 料金:一般2,000円 中高大生1,500円 定員各回20名
  • 主催:砂丘館

鈴木正美さんとの出会いは、2005年頃だったと思う。鈴木さんが稚内から新潟大学文学部の教授として来られた後、「ちょっと面白い演奏者が新潟に住み始めたよ」と、ジャズ評論家の副島輝人さんのご紹介だった。その後に聖籠町二宮邸の米倉や西蒲区の福井の集落や佐藤家での公演をかわぎりに、新潟での私の様々な試みに参加してくださってきた。最近では、鈴木さんが企画しておられるロシアの演奏家や詩人を招いての即興演奏の会『ロシアから即興の風が吹いてくる』に、私が参加させていただいている。鈴木さんは場所の空気を演奏する。話し声が小さく静かな佇まいの鈴木さんが吹くサックスは、時として爆裂する。二人だけで公演することはとても久しぶり、楽しみだ。(堀川久子)

作家プロフィール

堀川久子(ほりかわ ひさこ)

即興舞踊家。新潟市に生まれる。。舞踊家・田中泯の主宰した身体気象研究所、農場、舞塾などでの20年の活動の後、1998年に新潟市に移住。新潟市を拠点にヨーロッパでも活動しながら踊っている。場所に生まれる踊り、人、物との間に生まれる踊り、外界の要素を身体に取り込みながら、そこに生まれてくるものを眺めていく。野外の様々な場所でも踊ってきた。美術・音楽・語り芸など様々なアートとの共同作業も多い。知的障害を持つ人々とのワークショップも模索しながら長年続けている。郷土の伝統芸能を訪ね歩いている。なにげない1ミリ隣に新たな踊りが潜んでいる。

鈴木正美(すずき まさみ)

1959年生まれ。早稲田大学在学時よりグループ「フリーミュージック・マシーン」でジャズを演奏する。1990年、ロシアの即興演奏グループ「アルハンゲリスク」のリーダー、ウラジーミル・レジツキイとの出会いがきっかけで即興演奏を模索し始める。ソロ演奏の他、ガイヴォロンスキイ&ペトローヴァ、レートフ、ストリャール、プリゴフ、スホーチン、河崎純、堀川久子等、音楽だけでなく、詩の朗読や舞踏との共演による即興演奏にも取り組んでい

る。