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「合同船」竹俣勇壱(金工)・華雪(書)

  • 開催期間:【終了しました】2019年7月2日(火)-15日(月・祝)
  • 開館時間:9時-21時(最終日17時まで)
  • 定休日:月曜日
  • 料金:観覧無料

今回の2人展を提案いただいた華雪さんから連絡のあった、このタイトルが気に入っている。画廊は個展の場だと言われるが、個展も「合同舟」だ。作家、企画者、スタッフ、観客そして作品というモノたち。自然光の差す木造家の絵屋舟は光も乗り合わせた客の一人になる。交わされる会話も、冗談も。鳥や自動車の声、音も。チームワークとは違う、もっと偶然的な、たった一度きりの重みと平衡に支えられて進む、揺れる、たゆたう舟。(大倉宏)

同時期開催 「合同船」竹俣勇壱・華雪
茶道具と書の展示、ショップスペースではカトラリー・器など生活道具を取り扱います。
7/2(火)ー15(月)11:00-18:00(最終日17:00)会期中無休
会場:新潟絵屋
新潟市中央区上大川前通10-1864
http://niigata-eya.jp/

作家プロフィール

華雪(かせつ)
1975年京都府生まれ。書家。92年より個展を中心にした活動を続ける。〈文字を使った表現の可能性を探る〉ことを主題に、国内外でワークショップを開催。舞踏家や華道家など、他分野の作家との共同制作も多数。刊行物に『石の遊び』(2003年平凡社)、『書の棲処』(06年赤々舎)、『ATO 跡』(09年between the books)など。最近ではJAFの機関誌「JAF Mate」に書とエッセイを連載していた。『コレクション 戦争×文学』(集英社)、『木の戦い』(エクリ)をはじめ書籍の題字なども手がけている。「水と土の芸術祭2012」(新潟市)、「みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ2016」に参加。新潟では新潟絵屋、砂丘館、二宮家米蔵、エフスタイル、室礼などで展示を行ってきた。

 

竹俣勇壱 (たけまた ゆういち)
1975年金沢生まれ。彫金師。95年より彫金を学び始め2002年独立。04年「KiKU」オープン。オーダージュエリーを中心に活動、08年ジュエリーに加え生活道具、茶道具の制作を始める。10年「sayuu」オープン。2店舗のショップを中心に全国で展覧会を開催。機能や技法にとらわれず意匠的な美しさを追求し時を経た様な古色仕上げ精密な鏡面仕上げなど様々な加工を使い分ける。金沢大学非常勤講師。

関連イベント

作家を囲むお茶会【終了しました】 7/14(日)
①11:00―12:00 ②14:00―15:00(参加費1,000円) ③18:00―20:00(参加費2,500円・むしやしない付き)
会場:砂丘館ギャラリー(蔵)2階
協力:茶道ユニット○△□ 定員:各回10名(要申込・申込受付開始 6/19)

竹俣勇壱のモバイル茶室に華雪の書をしつらえ、◯△□のお三方が点てるお茶を、作家のふたりとともにお愉しみいただくひととき。

茶道ユニット○△□(まるさんかくしかく):2014年結成。メンバーは山口満喜子、二村圭子、荒井直美。3人の流派は異なるが茶道の精神に惚れこんだという一点で意気投合。現代に生きる人々が等身大で楽しめるお茶席を、おもてなしの心を込めて展開する。

 

strings umライブ 「標」【終了しました】 7/14(日)
16:00―17:00(参加費1,500円)
会場:砂丘館 座敷・居間・茶の間/定員:25名(要申込・申込受付開始 6/19)

茶会の合間に和室で琵琶とバイオリンの音をお楽しみください。

strings um(ストリングウム):新村隆慶と新村康子の夫婦による弦楽デュオ。古典作品や即興演奏を通して、日本各地で楽器そのものの響きを届けている。デザイナー猿山修氏によるレーベルより、CD “requiem”を発売(2018年)。 https://strings-um.tumblr.com/