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特別展示 mikkyoz013

  • 開催期間:2019年 1月16日(水)~1月27日(日)
  • 開館時間:9時~21時 (※1/16(水)~1/20(日)は9時~18時) 会場/砂丘館ギャラリー(蔵)
  • 定休日:月曜日
  • 料金:観覧無料
  • 主催:砂丘館

1970年前後に登場した「もの派」の美術家たちは、未加工の石や木などを「作品」として提示した。

ひとりは、それを「ほこり(ものに貼りついた意味)を払う」ことだと語り、そのようなものの光景を、前にすることを、別のひとりは「ながめ・る」と表現した。意思をもって観察、点検する「見る」とは違う、それは見る、だというのだ。そのとき、ものたちは「放置された」状態であらわれる、という。

mikkyozの映像と音は、そんな「放置された」「もの」たちをストイックに「ながめ・る」経験(実験)から出発したかのように見える。意味から、かぎりなく遠い地点から始まった旅は、回を重ねるごとに、「ながめ・る」時間を深め、広げ、純化してきた。

2018年のmikkyozは、原子力発電所が、ひょっとしたら今存在していたかも知れない旧巻町の角海浜にカメラを置き、草を、水を、石を、崩れた砂を、空を映した。また各地の原発近傍で撮られた写真が展示された。音は初めて、作られたのではない、その場の音を呼吸した。

「放置された」ものたちの空間に、痛烈な「意味」が、ほこりが、降った。けれどそのほこりは、写された即物的な光景をおおうことはなく、蔵は意味自体をも、まるで初雪の一片のように「ながめ・る」場に変容した。これは、注目するべきことだ。

2019年。また、ま新しいmikkyozの季節がめぐってきた。

 

大倉 宏(砂丘館館長)

作家プロフィール

mikkyoz

le+遠藤龍

2009年より映像、音響を用いた展示とライブパフォーマンスを中心に活動。

www.mikkyoz.com

砂丘館では7回目となる特別展示。

新作映像+音響作品を展示いたします。

 

【過去展示から】

2012年 mikkyoz005

2013年 mikkyoz006

2014年 mikkyoz007

2015年 mikkyoz008

2016年 mikkyoz010

2017年 mikkyoz011

2018年 mikkyoz012