「やってくるもの・流れ出すもの・身体から身体へ」

堀川久子・音楽と踊るシリーズ3 川合AKAさんとの即興

  • 開催期間:2021年12月10日(金)19:00~ 11日(土)14:00~/18:00~ 12日(日)11:00~/15:00~【終了しました】
  • 料金:一般2,000円 高校生1,500円 小中学生無料 2回目以降の参加は200円引き 定員各回16名 
  • 主催:砂丘館

私は高校時代に音楽の即興演奏に出会い、

即興するということに引き寄せられた。

合わせて演奏するというのでなく、

個人それぞれが独立して、

出会ったり、出逢わなかったり、

ずれたり、追いかけたり、

それは中心がないというか、

中心が移動していく関係でもあり、

常に新しいものを模索して行く瞬間の連続だ。

その個としてのあり方は、生活の現場、

そして社会を考える意味でも

自分にとってはとても重要なものになっていた。

即興するために身体を覚醒したくて踊りに出会った。

今回の相棒は、高田在住の川合由美子さん。

長い間チェンバロを演奏されてきたが、

肩に支障が生じ演奏することを断念、

違った形での音楽を模索。それを彼女は気配の音と呼ぶ。

どんな気配がやってくるでしょうか?

どうぞ、私たちと空気をともにしてください。

堀川久子

*本公演は2021年9月に開催予定し、延期されていたものです。

申し込み受付開始11/10

作家プロフィール

堀川久子(ほりかわひさこ)

新潟市に生まれる。美学校・小杉武久音楽教場で即興を志す。舞踊家・田中泯の主宰した身体気象研究所、農場、舞塾などでの20年の活動の後、1998年に新潟市に帰郷。新潟市を拠点にヨーロッパでも活動しながら踊っている。場所に生まれる踊り、人、物との間に生まれる踊り、外界の要素を身体に取り込みながら、そこに生まれてくるものを眺めていく。野外の様々な場所でも踊ってきた。美術・音楽・語り芸など様々なアートとの共同作業も多い。知的障害を持つ人々とのワークショップも模索しながら長年続けている。郷土の伝統芸能を訪ね歩いている。なにげない1ミリ隣に新たな踊りが潜んでいる。

 

川合AKA(かわいあか)Kawai Aka

高校・大学で音楽を専攻。古楽の演奏活動と共に1982年からは『ヴァリエテ』『サラスヴァティ』『のいづんずり』『分裂』等、インディーズシーンで活動。’90年即興ユニット『paraplegik a-r-t kluster』開始、2001年Roedeliusとのコラボレイションを機にPAKに改称、多彩なゲストを招き『PAK+』を展開。ほか即興活動としては、『モルガナ実験室』にて多様な音楽ジャンルの面々と演奏・交流。舞踏、演劇、朗読などとのセッションも多数。舞踏では、え~りじゅん、招魂舎痴明、麻吹sable、Abe “M”ARIA 等と共演。2016年上越市高田に移住。2018年『大由鬼山コンサート:玄風』第二部で大由鬼山と共演。2021年<気配>を主題に置く。 三弦、パーカッション類、the Stick、アナログシンセ、ほか。