新潟はどこにあったのか?
- 開催期間:8月30日(金)・9月6日(金)・9月13日(金)【終了しました】 各日18時30分~20時まで
- 料金:各回500円
- 主催:砂丘館
〈新潟〉は16世紀(西暦1500年代)に文献に初めて登場します。
その頃、信濃川と阿賀野川は、近接した場所で海に注いでいました。信濃川河口部右岸には古代以来の港町「蒲原津(かんばらのつ)」があり、阿賀野川河口部右岸には「沼垂湊(ぬったりみなと)」がありました。〈新潟(ニイカタ)〉は第三の新興の港町として信濃川左岸に姿をあらわします。
現在の新潟(旧新潟町)が1655年(明暦元年)に海岸近くにあった町(古新潟)から移転したことは知られていますが、実は、もっと上流の平嶋之郷(現在の平島の周辺か)にさらに以前の新潟の港(新潟津)があったことが近年発見された資料などで明らかになっています。
新潟はどのような町としてあらわれ、今の場所に移るに至ったのか。新潟町の初期の歴史を新潟市歴史博物館みなとぴあ館長の坂井秀弥さんに3回のセミナーでお話いただきます。
■ 8月30日(金)
新潟の古代~中世
■ 9月6日(金)
「新潟」の登場
■ 9月13日(金)
河口への進出(中世後期~近世)
作家プロフィール
坂井秀弥(さかい ひでや)
1955年新潟市沼垂生まれ。1980年関西学院大学大学院修了、2007年博士(学術)取得。新潟県教育委員会、文化庁、奈良大学を経て、現在、新潟市歴史博物館館長、公益財団法人大阪府文化財センター理事長、奈良大学名誉教授、日本遺跡学会会長。主な著書に『古代地域社会の考古学』(単著、同成社、2008年)『日本海域歴史大系2 古代篇2』(共編著、清文堂、2006年)『邪馬台国からヤマト王権へ』(共著、ナカニシヤ出版、2014年)など。
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