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【貸室利用の催し】

AR-GOD (アル・ゴッド)初来日公演

  • 開催期間:【終了しました】2017年 10月20日(金)開場18:30/開演19:00 会場:砂丘館ギャラリー(蔵)
  • 料金:前売4,000円、当日4,500円、ドリンク代別途
  • 主催:(新潟公演)樋口真弓、企画制作:Office Ohsawa

激レア、奇跡の来日!!! 最初で最後か。 心と身体の震えが止まらない

ウドゥムルトとエストニア、フィン・ウゴル語族によるシャーマニスティック民族歌謡

 

試聴 https://hiiufolk.ee/esineja/ar-god-udmurdi-eesti/

 

プロフィール

== AR-GODはウドゥムルトの歌手Maria KorepanovaとNikolai Anisimovがエストニアのマルチ・インストルメンタリストのToivo Sõmerと2014年に組んだ民族フォーク・トリオだ。シャーマニズムの色濃い原始の声、ウドゥムルト、べセルマン、エストニアといったフィン・ウゴル語族の伝統に根差したポリフォニックな民族歌謡を現代的な解釈も加えて披露する。 バンドの名前“AR-GOD”は南北ウドゥムルト地域にとって重要な意味を持つ。“AR”はウドゥムルトで「カレンダー年」という意味があり、また「ウドゥムルト」を表すトルコ語でもある。北部ウドゥムルトとべセルマンの民族音楽では“GOD”(英語で「神」)は主要なテーマとなっている。“AR”と“GOD”を合わせて「カレンダー」という意味をなす。

 

出演:

Maria Korepanova マリア・コレパノヴァ– :ヴォイス、フレーム・ドラム、セト・カンネル、ジュ―ズ・ハープ(口琴)

Nikolai Anisimov – ニコライ・アニシモフ :ヴォイス、ベル

Toivo Sõmer – トイヴォ・ソメール :カンネル、セト・カンネル、マンドーラ、トイター (カンネル:エストニアの指で弾く弦楽器。フィンランドの伝統楽器カンテレの親戚/セト・カンネル:エストニア南東部と北西ロシアに伝わる楽器。カンネルに似ているが、一枚の木材で製作されていて音響板が付いている。/マンドーラ:フレット付弦楽器。マンドリンの「親」にあたる楽器。)

 

*べセルマン べセルマン語はウドゥムルト共和国とロシア共和国にまたがる地域で話されている言語で学術的にはウドゥムルト語の一方言とみなされている。ウドゥムルト共和国では北西部で使用されている。べセルマン語を話す人々は一時期トルコの影響下にもあった。彼らの伝統でKrezという古代歌謡がある。オノマトピー(擬音語・擬声語・擬態語)の語彙を使った即興歌謡。これには儀礼的なものと非儀礼的なもの、ソロと集団(ポリフォニー)がある。ポリフォニーの場合のkrez の特徴は、歌い手それぞれが違う内容の歌詞を即興で歌いあうことによって生じる特別な声の層にある。ソロで歌う場合は歌詞もメロディーも即興が多く取り入られる。その最中に歌い手は自身の内面を表すために特殊な精神状態に入り、シャーマニスティックな状況になる。歌詞にストーリー性はない。